玉髄とは、石英の非常に細かい結晶が強く結びついた鉱物です。玉髄の中でも縞状の模様をもった玉髄をメノウと呼びます。しかし、一般的にはある程度透明感のある玉髄系の石をっメノウと呼んでいるケースが多いです。この石英質の岩石に含まれる物質により、岩石の色が変わってきます。
岩石を販売しているお店によっては、人工的に着色した水晶を販売しているケースがあります。一般的には見分けにくいので、色が珍しいからといってあまり購入しない方がいいかもしれません。とても色がキレイで割と安い値段で販売されているものは、基本的に偽物と考えた方が良いかもしれません。
私も以前、ネットで岩石を調べていると緑色の水晶が販売されていたので、これは珍しいなと思いさっそく購入してみました。送られてきた水晶は、無残に結晶が壊れ、無機質の岩石なのですが、何かかわいそうな感じがしました。そこで仕方がないので、土の中に岩石を入れてあげました。
北海道の山や川には、キレイなメノウがたくさん存在している可能性があります。しかし川のメノウは、基本的に上流から流れてきますから、その間に表面に傷がつき、岩石の表面自体はあまりキレイではなく、見分けるのが大変かもしれません。 この場合は、ある程度の経験を重ねる必要がありますが、色だけで判断するのではなく、石の質感を覚えると発見しやすくなります。石の質感に多く影響を与える条件として、石の硬さを上げることができます。石の硬さを知ることで、本来の石の姿を知ることも増え、見極める力が増します。ぜひ色々な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
北海道各地のジャスパー(碧玉)
私のジャスパーの見分け方!
ジャスパーは、磨くととてもきれいな石です。でも、自然のままの石は特別光ってもいないし、見分けるのは難しいのかも。北海道の海辺や河原では、結構見かけます。私のジャスパーの見分け方は独自で、面白いですよ。ちょこっと紹介しますと、ジャスパーかどうか分からない時は、ハンマーで石を割ってみます。割った瞬間、後悔した時はジャスパー。後悔しなかっ時は違う石と判断しています。
(※割れる時に、瀬戸物でも割ったような感覚がジャスパーにはありますよ。)
赤井川の林道で見つけたメノウ
赤井川から定山渓方面に向かう林道沿いでは、メノウもよく見かけます。
知床半島の海岸。赤が鮮やかな石です。
油メノウ
通称 油メノウと呼ばれている石があります。色は茶色系で、いかにもメノウに油が混ざったような色合いをしています。
あまりキレイな石ではないので、目が慣れるまでは、逆に見つけるのが難しい石です。
厚田方面の石。通称、油メノウと呼ばれている。
メノウ
(縞模様が大変美しく出ています)
厚田方面の海岸で見つけたとても可愛いメノウ
北海道各地のカルセドニー
2017/8/27
お盆を過ぎた北海道に、秋がやって来た。ここは札幌近郊、厚田町にある キャンプ場!
川の中に白いメノウ発見。
何かが飛び跳ねた。
お魚さんです。しかも大きい。
切り身になっていない、生きている鮭でした。
あっ!忘れていましたが、メノウの写真を撮りに来たのです。
メノウに近いジャスパーもありました。
大きさは握りこぶし二つ分くらいです。写真中央の白く写っている石がジャスパーです。
石の表面の多くは、細かい傷により白っぽい色の岩石になっています。しかし、中身は濃い緑色のとてもきれいなジャスパーでした。
本当は、この近くの海岸で見つかるオレンジ色のメノウの写真を撮りにいったのですが、波が高く浜に下りれない状態だったので、以前、油メノウを見つけたこの川に戻ってきました。
海には波と遊ぶアシカがたくさんいました。湘南海岸もアシカで有名ですよね?