北海道では、木の化石が注目される事はあまりありません。古いお話になりますが、札幌のとあるコンビニストアーの前の駐車場をふさぐように、身の丈も直径も２ｍ超えるような岩石がありました。良く見ると木の化石に見えるではないですか。もしこれが木の化石であれば「天然記念物もの」でしょう。しかし、この巨大な岩石に、興味を持つ者を見受ける事はありませんでした。

　私は、車でそちらの方向にいく時は、必ずそのコンビニに立ち寄り、巨木の化石に挨拶をしていました。

　そして、まさかのまさか？ある日、こつ然と姿を消したのです。ニュースにもなりませんでしたから、処分されたのでしょう。超メジャーな通りだから専門家が気付くと考えていた自分。自分が出しゃばらなくとも良いと考えていた。

ああ～もも～もったいない～もったいない！　がっかり～！

　一軒家のお家の庭を拝見しますと、珪化木が、お庭の一角にひっそり置かれていることがあります。いわゆる木の化石なのですが、時が過ぎゆき、世代が変わるにつれ残念な事に、不要の石となって行くことが多いようですね。

　貴方のお宅のお庭には、そんな珪化木がありませんか？下の写真の石も捨てられる運命でした。